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医学系CBT-公開問題
 
CBT公開問題【医学系】

○医学系、歯学系とも問題形式別の例題を提示してあります。
医学系
  単純5肢択一問題(ブロック1〜4に出題) : 2例題(1×2設問)
  多選択肢2連問(ブロック5に出題) : 1例題(2設問)

・同一テーマについて、連続する2つの設問(設問1/2〜2/2、質問文の内容は異なる)に共通の多くの解答選択肢が用意されています。
 順次解答4連問(ブロック6に出題) : 3例題(3×4設問=12設問)
・各例題では、同一の症例について、関連する4つの設問(設問1/4〜4/4)が連続しています。各設問の解答選択肢(5個)の内容が異なります。
・各例題における4個の設問の基本的配列パターンは、次のような流れになっています。
  設問1/4 医療面接の場面等での的確な情報収集
  設問2/4 身体診察等
  設問3/4 必要な検査等
  設問4/4 背景となる病態生理等
○現在、ホームページに掲載する公開問題数の増加に向けて準備を進めています。

単純5肢択一問題 例題1
図の矢印で示した領域の細胞から主として分泌されるのはどれか。
A. コルチコステロン
B. テストステロン(アンドロゲン)
C. アドレナリン
D. アルドステロン
E. エンケファリン
公開問題-図
  正答 D

単純5肢択一問題 例題2
61歳の男性。両下肢の麻痺を主訴に来院した。足底を刺激し、図に示す身体診察所見を得た。
病変部位はどこか。 公開問題-図
A. 前脛筋
B. 腓腹神経
C. 神経根
D. 脊髄
E. 小脳
  正答 D

多選択肢2連問 例題(設問1/2)
テーマ : 分娩時の異常出血
33 歳の初産婦。妊娠 34 週で性器出血にて来院した。不規則な陣痛様の下腹部痛に伴って出血が増強し、痛みが弱まると出血量も減少する。このような反復する出血が 5 時間前から持続している。胎位は骨盤位で先進部は固定していない。内診すると子宮口は 3 cm 開大しており、この操作により出血量が増加した。
診断はどれか。
A. 会陰裂傷
B. 頸管裂傷
C. 弛緩出血
D. 子宮筋腫分娩
E. 子宮破裂
F. 常位胎盤早期剥離
G. 前置胎盤
H. 癒着胎盤
正答 G

多選択肢2連問 例題(設問2/2)
テーマ : 分娩時の異常出血
26 歳の初産婦。分娩第 1 期後半から第 2 期にかけて、1 分間隔の強い陣痛のため急速に分娩が進行し、3,320 g の女児を娩出した。児の娩出直後で胎盤娩出前から多量の出血が持続し、腟鏡診で子宮口周辺から拍動性の出血がみられる。顔面は蒼白で血圧が低下している。子宮の収縮は良好である。
診断はどれか。
A. 会陰裂傷
B. 頸管裂傷
C. 弛緩出血
D. 子宮筋腫分娩
E. 子宮破裂
F. 常位胎盤早期剥離
G. 前置胎盤
H. 癒着胎盤
正答 B

順次解答4連問 例題1(設問1/4)
44 歳の女性。6 か月前から階段の昇降時や坂を上るときに息切れを感じるようになり、次第に強くなってきた。2 か月前からは動悸と疲労感が出現するようになり、また顔色が青白いと家族にいわれて来院した。
医療面接で重要性が低いのはどれか。
A. 喉が渇きやすいですか。
B. 歯肉から出血しますか。
C. 咳・痰がよく出ますか。
D. 月経の量が増えましたか。
E. 足がむくみますか。
正答 A

順次解答4連問 例題1(設問2/4)
44歳の女性。6か月前から労作時の息切れ、動悸、疲労感が出現し、増悪したため来院した。咳や痰は出ないが、下肢がときどきむくむという。歯肉から出血することはない。偏食はなく、喫煙歴もない。6 か月前から月経周期が不規則になり、月経 2 日目と 3 日目の経血量が多くなっている。
身体診察で認められる可能性があるのはどれか。
A. 頸部リンパ節腫脹
B. 頸静脈コマ音
C. 脾腫
D. 皮膚点状出血
E. 深部感覚異常
正答 B

順次解答4連問 例題1(設問3/4)
44歳の女性。6か月前から労作時の息切れ、動悸、疲労感が出現し、増悪したため来院した。半年前から月経の量が多くなっている。身長 155 cm、体重 49 kg。体温 36.2 ℃。血圧 118/66 mmHg。顔面は蒼白である。眼瞼結膜は貧血様で、頸静脈コマ音と収縮期心雑音を聴取する。腹部には異常所見を認めない。 赤血球 349 万、Hb 6.9 g/dl、Ht 22.4 %、MCV 64.1 fl、MCHC 30.8 %、白血球 4,000、血小板 26.9 万。総ビリルビン 0.5 mg/dl。 AST 18 IU/l、ALT 17 IU/l、LDH 208 IU/l、総コレステロール 132 mg/dl 、末梢血塗末標本(Wright(ライト)染色)を示す。
診断するために 血清で測定すべき検査はどれか。
A. セルロプラスミン
B. ハプトグロビン
C. ビタミンB12
D. フェリチン
E. 補体価
公開問題-図
  正答 D

順次解答4連問 例題1(設問4/4)
44 歳の女性。6 か月前から労作時の息切れ、動悸、疲労感が出現し、増悪したため来院した。6 か月前から月経の量が多くなっている。顔面蒼白、眼瞼結膜貧血様、頸静脈コマ音と収縮期心雑音を聴取する。小球性低色素性貧血があり、赤血球大小不同、菲薄赤血球が見られる。血清フェリチン値が 0.5 ng/dl(基準 4.0〜64.2)である。
本症例の血清フェリチン値低値が意味するのはどれか。
A. 鉄の吸収障害
B. 鉄の体内貯蔵量減少
C. 鉄の血清中輸送能低下
D. 鉄の利用能減少
E. 鉄の還元能低下
正答 B

順次解答4連問 例題2(設問1/4)
50 歳の女性。5 年前から疲れやすくなった。3 年前に健康診断の結果でコレステロールが高いといわれて近所の医師から高脂血症治療薬を処方されている。2 か月前から階段を昇るときに息切れを感じるようになった。昨日久しぶりに会った娘から顔がむくんでおり、髪の毛が薄くなっていると指摘されたので心配になり来院した。
医療面接で重要性が低いのはどれか。
A. 汗をかかなくなりましたか。
B. 体重が増加しましたか。
C. 足がむくみますか。
D. 胸が痛くなることがありますか。
E. 寝付きがわるいですか。
正答 E

順次解答4連問 例題2(設問2/4)
50 歳の女性。5 年前から全身倦怠感を自覚し、高コレステロール血症の治療薬を服用している。2 か月前から階段を昇るときに息切れを感じ、娘に顔のむくみ、脱毛を指摘されたので来院した。最近は夏でも汗をあまりかかず、便秘がひどくなっている。足にはっきりしたむくみはないが、すこし太くなったように感じる。胸痛はない。寝つきが悪いことはなく、むしろ昼でもうたた寝をすることがある。叔母が橋本病である。
身長 152 cm、体重 52 kg。脈拍 52/分、整。血圧 102/56 mmHg。
身体診察で重要なのはどれか。
A. 眼瞼黄色腫の有無
B. 聴力の低下
C. 乳汁分泌の有無
D. 心雑音の有無
E. アキレス腱反射の異常
正答 E

順次解答4連問 例題2(設問3/4)
50 歳の女性。5 年前から全身倦怠感を自覚し、高コレステロール血症の治療薬を服用している。階段を昇るときの息切れ、顔のむくみ、脱毛があり来院した。発汗減少と便秘がある。身長 152 cm、体重 52 kg。脈拍 52/分、整。血圧 102/56 mmHg。眼瞼結膜に軽度の貧血がある。眼球結膜の黄染はない。眉毛の外 1/3 に脱毛がある。頸部リンバ節は触知しない。硬いびまん性甲状腺腫を触知する。心音は正常で、心雑音は聴取しない。呼吸音に異常はない。乳房を圧迫すると乳汁が分泌する。腹部に聴打診上、異常はなく、肝脾腫は触知しない。アキレス腱反射の弛緩相の遅延を認める。
まず測定すべき検査項目はどれか。
A. トリヨードサイロニン( T
B. 甲状腺刺激ホルモン(TSH)
C. プロラクチン(PRL)
D. サイログロブリン
E. 抗サイログロブリン抗体
正答 B

順次解答4連問 例題2(設問4/4)
50 歳の女性。5 年前から全身倦怠感を自覚し、高コレステロール血症の治療薬を服用している。息切れ、顔のむくみ、脱毛で来院した。
身長 152 cm、体重 52 kg。脈拍 52/分、整。血圧 102/56 mmHg。眉毛の外 1/3 に脱毛があり、硬いびまん性甲状腺腫を触れる。乳房を圧迫すると乳汁が分泌する。アキレス腱反射の弛緩相が遅延している。尿検査、血液学検査では異常はない。
血清ホルモン検査では甲状腺刺激ホルモン (TSH) 130 μU/ml (基準 0.4〜4.0)、遊離サイロキシン (FT) 0.48 ng/dl (基準 0.6〜1.6)。プロラクチン (PRL) 42.6 ng/ml (基準 1.4〜14.6)である。
本症例の乳汁分泌の病態を説明する図として正しいのはどれか。 公開問題-図
A. @
B. A
C. B
D. C
E. D
  正答 B

順次解答4連問 例題3(設問1/4)
48 歳の女性。腹痛を主訴に午前 5 時に救急外来を受診した。「午前 4 時頃、お腹の痛みで目が覚めた。右肋骨の下の方が重苦しく、痛みが時々差し込んでくる。痛みはだんだんひどくなっているようだ。気持ちは悪いが吐いてはいない。」と述べた。やや太っており、微熱がある。
まず聞くべきことはどれか。
A. 昨夜、脂っこい食事をとったか。
B. 残尿感があるか。
C. 血尿があるか。
D. 黒色便があるか。
E. 家族にも同じ症状の人がいるか。
正答 A

順次解答4連問 例題3(設問2/4)
48 歳の女性。腹痛を主訴に午前 5 時に救急外来を受診した。「午前 4 時頃、お腹の痛みで目が覚めた。右肋骨の下の方が重苦しく、痛みが時々差し込んでくる。痛みはだんだんひどくなっているようだ。気持ちは悪いが吐いてはいない。」「昨夜は中華料理を食べた。そういえばこれまでも、程度は軽いが油ものを食べた後で同じような痛みを感じたことがある。」と述べた。
身長 152 cm, 体重 63 kg。体温 37.4 ℃。脈拍 76 /分、整。眼球結膜に軽度の黄染を認める。
身体診察で予想される所見はどれか。
A. グル音の亢進
B. 肝臓の腫大
C. 右季肋部の圧痛
D. マックバーニー(McBurney)圧痛点での反跳痛
E. 肋骨脊柱角(Costovertebral angle:CVA)の叩打痛
正答 C

順次解答4連問 例題3(設問3/4)
48 歳の女性。腹痛を主訴に午前 5 時に救急外来を受診した。「午前 4 時頃、お腹の痛みで目が覚めた。右肋骨の下の方が重苦しく、痛みが時々差し込んでくる。痛みはだんだんひどくなっているようだ。気持ちは悪いが吐いてはいない。」「昨夜は中華料理を食べた。そういえばこれまでも、程度は軽いが油ものを食べた後で同じような痛みを感じたことがある。」と述べた。
身長 152 cm, 体重 63 kg。体温 37.4 ℃。脈拍 76 /分。眼球結膜の軽度の黄染と右季肋部の圧痛をみとめる。肝臓の腫大はない。マックバーニー(McBurney)圧痛点での反跳痛、肋骨脊柱角 (CVA)の叩打痛は認めない。
まず行うべき検査はどれか。
A. 腹部エックス線単純撮影
B. 上部消化管造影
C. 静脈性胆道造影
D. 腹部単純CT
E. 腹部超音波検査
正答 B

順次解答4連問 例題3(設問4/4)
48 歳の女性。午前 5 時の救急外来を受診した。「午前 4 時頃、お腹の痛みで目が覚めた。肋骨の下の方が重苦しく、痛みが時々差し込んでくる。痛みはだんだんひどくなっているようだ。気持ちは悪いが吐いてはいない。」「昨夜は中華料理を食べた。そういえばこれまでも、程度は軽いが油ものを食べた後で同じような痛みを感じたことがある。」と述べた。
身長 152 cm, 体重 63 kg。微熱と黄疸がある。腹部超音波検査で胆石を認める。
油ものを食べた後で起こった腹痛の発生機序に関わるホルモンはどれか。
A. コレシストキニン
B. ソマトスタチン
C. セクレチン
D. ガストリン
E. モチリン
正答 A
 

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