臨床実習開始前の「共用試験」第9版(平成23年)
13/154

11-11-2.CBT2-1)CBTの概要CBTの試験ブロック○CBTとは,臨床実習に必要な知識の総合的な理解の程度をコンピュータを用いて評価する客観試験です。○CBTは,7つのブロックで構成されています。解答の順番は,ブロック1→7の順です。ブロック1~6で,合計320設問が出題されます。各ブロック(1~6)の制限時間は1時間です。最後のブロック7は,アンケートブロックです。○320設問のうち,これまでの試験によって難易度等の問題の特性の判明しているプール問題(約240設問)が採点対象になります。どの設問が採点対象になるかは明らかにしていません。残りの約80設問は,新規に作成された問題であり,採点対象になりませんが,難易度等の設問の特性を解析して次回以降のプール問題として蓄積するかどうかを評価します。○各ブロック内では,受験生ごとに設問がランダムに出題されます。ランダムに出題されても,採点問題全体として受験生ごとの難易度の差は,無視できるほど小さく設定されています。各ブロックの問題形式○ブロック1~4医学系・歯学系:単純5肢択一形式(ブロック内で見直しが可能です。)○ブロック5医学系:多選択肢2連問(ブロック内で見直しが可能です。)歯学系:多選択肢2連問+順次解答2連問(一旦解答して次の問題に進むと元の問題に戻れません。)○ブロック6医学系・歯学系:順次解答4連問(一旦解答して次の問題に進むと元の問題に戻れません。)・各ブロックの試験内容の詳細や,モデル・コア・カリキュラム項目別の出題割合等は,医学系と歯学系で異なりますので,医学系CBT又は歯学系CBTの項を参照してください。CBT実施上の留意事項○各大学においては,一斉に試験を開始し,各ブロックの制限時間(1時間)終了後に,コンピュータ画面での作業(visualdisplayterminalVDT)による眼の疲れを防ぐために一定の休憩時間を置いて次のブロックが開始されます。なお,原則として1~6ブロックでは,制限時間前に試験会場から退出することはできません。‘CBT実施の流れ’○事前準備CBT操作説明CBT体験テスト・・・・・・・・・・・○試験当日実施責任者から説明・ブロック1(1時間)↓休憩・ブロック2(1時間)↓休憩・ブロック3(1時間)↓休憩・ブロック4(1時間)↓休憩・ブロック5(1時間)↓休憩・ブロック6(1時間)↓・ブロック7(アンケート)試験終了・・・・・・・・・・○試験実施キット返却○成績を大学に返却2-1)CBTの概要2.C B T

元のページ  ../index.html#13

このブックを見る