臨床実習開始前の「共用試験」第9版(平成23年)
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16-16-2-2)医学系CBT内容,成績返却,これまでの経緯等○試験ブロックの構成ブロック問題形式設問数,制限時間コア・カリキュラム項目等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブロック1=単純5肢択一(60設問,1時間)(A~F)(ブロック内で見直しが可能)ブロック2=単純5肢択一(60設問,1時間)(A~F)(ブロック内で見直しが可能)ブロック3=単純5肢択一(60設問,1時間)(A~F)(ブロック内で見直しが可能)ブロック4=単純5肢択一(60設問,1時間)(A~F)(ブロック内で見直しが可能)ブロック5=多選択肢2連問(40設問,1時間)(ブロック内で見直しが可能)ブロック6=順次解答4連問(40設問,1時間)(一旦解答して次の設問に進むと元の設問に戻れません)合計320設問ブロック7=アンケート○問題の形式・単純5肢択一の設問単に,記憶しているかどうかを問うことよりも,解釈・思考力を問うことを重視しています。また,基礎・臨床の知識を統合した問題や病態発生にかかわる重要な内容や基本原理及び病態生理を問う問題を重視しています。・多選択肢2連問形式の設問同一のテーマについて,連続した2つの設問に共通の解答選択肢が用意されています。テーマは,基礎と臨床を統合したもの及び症候から病態を選ぶもので,設問文を読んで最もあてはまると考えられるものを解答選択肢の中から選びます。・順次解答4連問形式の設問同一の症例について,関連する4つの設問が連続します。各設問の解答は5肢択一です。原則として医療面接から始まり,患者さんに聞くべき事項,症候に基づいた身体診察・検査,診断する思考過程とその背景にある病態の理解を問うように作問されています。○モデル・コア・カリキュラム大項目ごとの出題割合医学教育モデル・コア・カリキュラム(平成19年度改訂版)に準拠し,コア・カリキュラム項目ごとの出題割合が,第5回(2010年度)から多少変更されています。しかし,採点対象問題について,各出題ブロック及び全体での難易度に変更はありません。・コア・カリキュラム項目A基本事項では,医療における安全性確保に関する問題が充実されています。・腫瘍関係項目がコア・カリキュラム項目D-2に新設されましたので,他の項目から腫瘍に関係する問題をDに移動したため(血液及び内分泌の問題を除く),Dの出題割合が多少増加し,コア・カリキュラム項目C等の出題割合が多少減少しています。・コア・カリキュラム項目Fに地域医療が新設されましたので,地域医療関係の出題が充実されています。コア・カリキュラム大項目出題割合・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A基本事項約4.2%B医学一般約20.8%C人体各器官の正常構造と機能,病態,診断,治療約37.5%D全身におよぶ生理的変化,病態,診断,治療約20.8%E診療の基本約8.3%F医学・医療と社会約8.3%2-2)医学系CBT

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