臨床実習開始前の「共用試験」第9版(平成23年)
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21-21-2-2)医学系CBT2011年度の月別実施大学数,受験者数と月別平均得点等(%)CBT成績の累積度数分布及び全国的な成績評価の指標正式実施開始後,CBT平均得点が次第に上昇するとともに,80%以上正答する学生の割合も次第に増加し,40%を超えています。得点60%未満の学生の割合は約3%です。また,成績下位の指標となる平均-2(1.5)SD(標準偏差)の得点値は2010年度とほぼ同じです。項目反応理論を用い,第1回(2006年度)の集団の平均値を50,標準偏差を10として推定した能力値(IRT標準スコア‘偏差値’に相当)の分布を図下右に示してあります。平均値は次第に上昇し,2009年度以降は,58~59とほぼ一定になっています。2011年度CBT得点の累積度数分布項目反応理論を用いて推定した能力値分布受験者の占める得点と割合2011年度受験生7,934人の推定能力値分布(6段階評価)項目反応理論を用い,今年度の学生集団が2006年度の学生集団と同じような能力値分布する(平均値50,標準偏差10)と仮定して推定した能力値をさらに1~6段階に分けて表示したのが左表です。それぞれの評価区分に入る学生数(頻度)とその割合(%)を示します。平均値=50,標準偏差=10とし,1=~29,2=30~39,3=40~49,4=50~59,5=60~69,6=70~です。実施大学数受験者数平均得点(%)標準偏差最高点最低点2010年度平均得点(%)2010年12月440475.3 8.5 92.3 39.1 75.5 2011年1月373,670 76.9 8.6 97.2 35.5 77.1 2011年2~3月363,595 78.0 8.5 98.4 33.5 77.6 2011年6~9月326580.37.8 95.6 53.6 80.30.010.020.030.040.050.060.070.080.090.0100.050556065707580859095100相対度数%得点(%)0.01.02.03.04.05.06.01525354555657585相対度数%能力値(θ)能力値の得点分布2009~2011年度には58~59に上昇123456頻度18206 1,1662,876 2,660 1,006 %0.2 2.614.736.2 33.512.7 最大値91.0 最小値17.0 平均値58.9 標準偏差9.7 中央値59.1 平均値の変化2011年度58.92010年度59.22009年度59.22008年度56.92007年度53.32006年度50.02011年度2010年度平均-2SD60.6点60.7 点平均-1.5SD64.6 点64.6 点60点未満3.3 %2.9 %80点以上41.7%41.0%能力値基本データ(2011年度)2-2)医学系CBT

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