臨床実習開始前の「共用試験」第9版(平成23年)
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59-59-3-2)医学系OSCE2012年度共用試験OSCE学習・受験ガイドこのガイドは,受験生のために,学習方法のアドバイスと,受験時の注意事項をまとめたものです。受験生は事前に必ず理解しておいてください。1.学習と受験の参考資料課題は,「診療参加型臨床実習に参加する学生に必要とされる技能と態度に関する学習・評価項目(以下,学習・評価項目)」をもとに作られています。「共用試験OSCE教育・学習用DVD」も参考にしてください。「学習・評価項目」の内容は,DVDに含まれていなくても出題されます。なお,学習・評価項目(第2.5版)で「*」がついている項目はDVDに含まれていても出題されません。「医学系サンプル課題」が公開されていますので受験の参考にしてください。2.受験する際の注意(1)持ち込めないもの,使用できないもの携帯電話,カメラなどの電子機器,事前に作成したメモ,参考書などの試験室(試験室間の通路を含む)への持ち込みは禁止されています。また,受験生個人が持ち込んだタイマーを使用することは禁止されています。(2)試験室(ブース)への入室評価者に受験番号と氏名を名乗りましょう。速乾性消毒薬が試験室外に設置されている場合は入室前に,試験室内に設置されている場合は,課題を読む時間などを利用して診察前に手指を消毒します。手指や診察器具に付着した消毒薬は診察前によく乾かしましょう。(3)課題シート(サンプル課題シートを参照)試験室に入ったら課題を読み始めてください(音読,黙読共に可)。課題の状況設定は,特にただし書きがなければ下記のような設定です。「ここは総合外来で,あなたは臨床実習の学生です。患者さんの○○さんは初対面です。」(4)医療面接の事前メモと腕時計話を始める前にメモ用紙や自分の手に聞くべきポイントをメモ書きするのは不正行為とみなされます。また,特に医療面接では,経過時間を自分の腕時計で確認すると,「患者さんにとって気になる動作」とみなされます。試験室に備え付けの時計やタイマーなどを利用しましょう。(5)模擬患者の待機場所医療面接では試験室内か外の待合室を模した場所に待機しています。医療面接以外では試験室内の模擬患者用の椅子かベッドに待機しています。(6)診察器具試験室内に診察器具が設置されている場合は,そのすべてを使用するとは限りません。必要なものを選んで診察してください。(7)診察項目や所見の述べ方課題シートに指示があれば,評価者に向けて述べましょう。指示があるにもかかわらず述べないと,評価者から質問される場合があります。課題シートに指示がない場合,述べても減点にはなりませんが,受験時間が不足するので注意しましょう。3-2)医学系OSCE

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