臨床実習開始前の「共用試験」第10版(平成24年)
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128-128-Ⅲ-3歯学系OSCE共用試験歯学系OSCE課題と学習目標1.初診時医療面接1-1初診患者の医療面接(急性症状)1)面接の導入にあたって、環境を整えることができる。(*1)2)急性症状やその心理状態に応じたコミュニケーションをとることができる。3)わかりやすい言葉づかいと聞き取りやすい話し方ができる。4)急性症状やその心理状態に応じた質問をすることができる。(*2)5)病状中心の病歴を聴取できる。(*2)6)既往歴を聴取できる。7)解釈モデルを聴取できる。(*3)8)急性症状やその心理状態に対する共感的理解の態度を示すことができる。9)面接の終わりに患者の言い忘れがないかを確認できる。10)面接の終わりに訴えの要約と再確認ができる。(*1)初診時医療面接における環境を整えるとは「挨拶をする」、「これから行うことを伝える」、「適切なポジショニングをとる」を含む(*2)急性症状では,面接の前半で主訴とその症状に関する項目を順序良く聴取する。(*3)一般的に解釈モデルとは「病気の性質や原因についての考え」、「重症度や予後についての考え」、「治療への期待」、「病気への対処法についての信念」等のことを指す。本課題(急性症状)では、特に患者の急性症状に応じた解釈モデルを聴取する。1-2初診患者の医療面接(慢性症状)1)面接の導入にあたって,環境を整えることができる。(*4)2)慢性症状やその心理状態に応じたコミュニケーションをとることができる。3)わかりやすい言葉づかいと聞き取りやすい話し方ができる。4)慢性症状やその心理状態に応じた質問をすることができる。(*5)5)病状中心の病歴を聴取できる。(*5)6)既往歴を聴取できる。7)解釈モデルを聴取できる。(*6)8)背景(心理的、社会的、経済的)を聴取できる。9)慢性症状やその心理状態に対する共感的理解の態度を示すことができる。10)面接の終わりに患者の言い忘れがないかを確認できる。11)面接の終わりに訴えの要約と再確認ができる。(*4)初診時医療面接における環境を整えるとは「挨拶をする」、「これから行うことを伝える」、「適切なポジショニングをとる」を含む。(*5)慢性症状では、面接の前半で主訴に焦点をあてた開放的質問に重点を置いて聴取する。(*6)一般的に解釈モデルとは「病気の性質や原因についての考え」、「重症度や予後についての考え」、「治療への期待」、「病気への対処法についての信念」等のことを指す。

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