臨床実習開始前の「共用試験」第10版(平成24年)
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12-12-Ⅱ.CBTⅡ-1CBTの概要(1)CBTの実施の流れ①CBTとは,臨床実習に必要な知識の総合的な理解の程度をコンピュータを用いて客観的に評価する試験です。②事前準備:学生がCBTの操作に慣れるとともに,受験を体験するためのソフト(CBT操作説明と共用試験CBT体験テスト)が各大学に配布されていますので体験してください。③試験当日:CBTは,7つのブロックで構成されています。ブロック1~6で,合計320設問が出題されます。ブロック7は,アンケートブロックです。④試験終了後:各大学は,各受験生の試験結果を回収(CDに出力)し,試験実施キットとともに機構に郵送します。⑤試験成績の返却:機構から各大学に個人別成績表と学生の成績の一覧表となっている総表が返却されます。学生個人の成績表(p17,p35参照)は大学から渡されます。(2)各ブロックの問題形式①ブロック1~4医学系・歯学系:単純5肢択一形式(ブロック内で見直しが可能です。)②ブロック5医学系:多選択肢2連問(ブロック内で見直しが可能です。)歯学系:多選択肢2連問+順次解答2連問(一旦解答して次の問題に進むと元の問題に戻れません。)③ブロック6医学系・歯学系:順次解答4連問(一旦解答して次の問題に進むと元の問題に戻れません。)・各ブロックの試験内容の詳細や,モデル・コア・カリキュラム項目別の出題割合等は,医学系と歯学系で異なりますので,医学系CBT又は歯学系CBTの項を参照してください。(3)CBTの出題と問題セット間の難易度①採点対象問題:320設問の内約240設問が,これまでの試験によって難易度と識別力の問題の特性の判明しているプール問題から出題されている採点対象問題です。この採点対象問題を採点して返却します。②試行問題:残りの約80設問は,新規に作成された問題であり,全大学の試験が終了後に難易度と識別力の問題の特性の評価を行い,良質かつ適正な問題のみを次回以降のプール問題として蓄積します。‘CBT実施の流れ’○事前準備CBT操作説明CBT体験テスト・・・・・・・・・・・○試験当日実施責任者から説明・ブロック1(1時間)↓休憩・ブロック2(1時間)↓休憩・ブロック3(1時間)↓休憩・ブロック4(1時間)↓休憩・ブロック5(1時間)↓休憩・ブロック6(1時間)↓・ブロック7(アンケート)試験終了・・・・・・・・・・○試験実施キット返却○成績を大学に返却

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