臨床実習開始前の「共用試験」第10版(平成24年)
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146-146-参考10.平成13年4月全参加大学による全体会議が4回開催され,研究班を中心に共用試験システムの参加の意向確認と試験内容や実施方法等について検討が行われるとともに,第1回のCBTトライアルを平成14年2月~7月に,OSCEトライアルを平成14年1月~6月に実施することとなった。11.平成14年4月共用試験実施のため,医学教育振興財団と全国医学部長病院長会議に全国歯科大学長病院長会議が協力して共用試験実施機構を設立した(事務局は全国医学部長病院長会議内)。平成14年に共用試験の第1回トライアルを開始し,第2回トライアルを平成14年~15年に,第3回トライアルを平成15年~16年に,最終トライアルを平成16年~17年に,第1回の正式実施を平成17年~18年に開始することとなった。12.平成14年4月東京医科歯科大学にカリキュラムの開発研究や共用試験の実施をサポートするために,全国共同利用施設として医歯学教育システム研究センターが設置された。13.平成15年4月30日共用試験実施機構運営委員会において,共用試験の正式実施業務を円滑に行うため,共用試験実施機構(任意団体)を平成17年度から社団法人化することが決定された。併せて運営委員会内に法人化準備検討ワーキングチームを発足させ,準備検討作業を開始することが決定された。14.平成15年6月18日共用試験実施機構全体会議において,共用試験実施機構の社団法人化の方針及び法人化準備検討ワーキングチームによる準備検討作業開始が了承された。15.平成16年12月7日共用試験実施機構運営委員会において,法人化準備検討ワーキングチーム(合計32回)の社団法人申請の準備作業状況が報告され,社団法人申請が了承された。16.平成16年12月17日設立発起人総会において社団法人医療系大学間共用試験実施評価機構の設立申請が承認された。17.平成17年3月7日社団法人医療系大学間共用試験実施評価機構の設立申請書が文部科学省に提出された。18.平成17年3月14日社団法人医療系大学間共用試験実施評価機構の設立が文部科学大臣から認可され,社団法人医療系大学間共用試験実施評価機構が発足した。事務局(総務部・事業部・会議室等)が茶州ビル(〒113-0034東京都文京区湯島1-9-15)に設置された。19.平成17年12月第1回正式実施(2006年度共用試験)が開始された。20.平成19年3月厚生労働省医師国家試験改善検討部会報告において,「医師養成における各段階の到達目標が一連の整合性を持つよう検討すべきであり,卒前教育におけるモデル・コア・カリキュラム,共用試験や卒後研修の到達目標等との連携を意識して,医師国家試験の果たすべき役割を十分に発揮できるものとなるようにすべきである。」と結論された。

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