臨床実習開始前の「共用試験」第11版(平成25年)
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124-124-Ⅲ-3歯学系OSCE(1)概要①歯学系OSCEは,歯学教育モデル・コア・カリキュラムに準拠して行われます。学生が臨床実習を開始するにあたって具備すべき必須の臨床能力を「2014年度共用試験歯学系OSCE学生配布資料」に,OSCEの課題と学習目標の一覧(p132~p139参照)を収載しています。②歯学系OSCEでは全課題が出題されるのではなく,学生配布資料に収載された全29課題のうち,初診時医療面接2課題,基本的診察および検査能力4課題,基本的技能4課題,説明・指導7課題,基本的臨床技能(Ⅰ,Ⅱ)11課題からそれぞれ1課題,合計6課題が出題されます。さらに,実施大学によっては選択課題として心肺蘇生が追加される場合があります。しかし,どの課題が出題されるかについては当日まで明らかにされません。すべての課題について十分な準備をしておいてください。なお,2013年度から「う蝕象牙質の除去」が新規課題として基本的臨床技能に追加されています。歯学系OSCEの概略評定の区分ステーションの順序は上記と異なることがあります。基本的臨床技能から2課題(Ⅰ,Ⅱ)が出題されていますが,評価は1つに集約されていることから,共用試験歯学系OSCEにおいては成績の集計結果については,ステーション別ではなく‘系統別’という表記にしています。6合格543境界21不合格標準ステーション(=必要最低限の共通標準ステーション)1.初診時医療面接(必須)2.基本的診察および検査能力(必須)3.基本的技能(必須)4.説明・指導(必須)5.基本的臨床技能(Ⅰ)(必須)6.基本的臨床技能(Ⅱ)(必須)7.基本的技能(心肺蘇生)(大学の判断によって,選択する。)ステーション構成例初診時医療面接(5分)→基本的診察および検査能力(5分)→基本的技能(5分)→説明・指導(5分)→基本的臨床技能(Ⅰ)(5分)→基本的臨床技能(Ⅱ)(5分)Ⅲ−3 歯学系OSCE

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