臨床実習開始前の「共用試験」第11版(平成25年)
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52-52-Ⅲ-2医学系OSCE(1)概要①医学系OSCEは,医学教育モデル・コア・カリキュラムに準拠して行われます。学生が臨床実習を開始するにあたって具備すべき必須の臨床能力を「学習・評価項目」としてまとめてあります(p66~p122参照)。平成18月9月に,参加大学には「学習・評価項目」に対応した教育・学習用DVDが配布されていますので学習の参考にしてください。②モデル・コア・カリキュラムの改訂(平成19年度)に伴い,社会や患者さんから求められる緊急の課題である医療安全に関する項目が学習・評価項目の中に加えられています。なお,平成25年度版(第2.7版)では一部表記方法等を変更しました。詳細については,「学習・評価項目」の主な変更点とその理由(p67)を参照してください。○大学の判断によって,6ステーション以上のステーションを実施する場合があります。医学系OSCE概略評価の区分ステーションの順序は上記と異なることがあります。6優れている(医師と違いがないレベル)5良い(学生としては良くできるレベル)4合格レベル(最低要求レベルよりは上)3合否境界領域2不合格だが改善可能1明らかに不合格標準ステーション(=必要最低限の共通標準ステーション)1.医療面接(必須)2.頭頸部診察(必須)3.胸部診察とバイタルサインの測定(必須:2013年度から変更。大学の判断によって別々のステーションとして両方とも実施するか,または1つのステーションとして実施するかを選択できるようになった。課題は機構が指定する)4.腹部診察(必須)5.神経診察(必須)6.外科系基本手技と救急(大学の判断によって,どちらか一つまたは両方を選択する)医学系OSCEのステーション構成例医療面接(10分)→頭頸部診察(5分)→胸部診察(5分)→腹部診察(5分)→神経診察(5分)→救急(5分)Ⅲ−2 医学系OSCE

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