臨床実習開始前の「共用試験」第11版(平成25年)
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94□ 両手もしくは右(左)手に処置用手袋をたるみなく着用する。□ 肛門部の自発痛の有無を尋ね、あれば部位および性状を聞く。□ 肛門周囲を視診する。 ➢発赤・ただれ・潰瘍・瘻孔・脱肛・結節・痔核などの有無を判断する。□ 肛門周囲を触診することを患者さんに説明する。□ 肛門周囲を触診する。 ➢熱感・波動・硬結・圧痛などの有無を判断する。□ 肛門内指診を行うことを患者さんに説明する。□ 適量の潤滑剤を手袋の示指に塗布する。□ 肛門内指診を適切に行う。 ➢優しく右(左)手の示指を挿入する。 ➢狭窄・弛緩・硬結・圧痛などの有無を判断する。□ 直腸内指診を適切に行う。 ➢十分深部に示指を進め、直腸粘膜の全周を触診する。 ➢狭窄・腫瘤・結節・圧痛、直腸周囲(前立腺や子宮頸部など)の病変の有無を 判断する。□ 示指を静かに引き抜き、指先に付着した便の性状を観察する。□ 肛門周囲を清拭する。□ 糞便、体液による汚染防止に留意し、使用後の用具は感染性廃棄物入れに廃 棄する。9494Ⅲ−2 医学系OSCE

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