臨床実習開始前の「共用試験」第12版(平成26年)
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Ⅲ-2 医学系OSCE「学習・評価項目」の主な変更点とその理由 各章の共通事項変更なし。 Ⅰ.医療面接および身体診察、手技に関する共通の学習・評価項目変更なし。 Ⅱ.医療面接(1)(4)患者さんに聞く(話を聴く):医学的情報の項で以下の変更をした。① 症状の性状を聞く。(症状の性質、頻度、持続時間など)→ 症状の性状を聞く。(症状の性質、頻度、持続時間などで表現される)症状の程度を聞く。(症状の強度、頻度、持続時間など)→ 症状の程度を聞く。(症状の強度、頻度、持続時間などで表現される)理由:よりわかりやすい表現にするため。② 症状に随伴するほかの症状を聞く。→ 症状に随伴するほかの症状を聞く。(重要な陰性症状を含む)理由:陰性症状の有無の確認も鑑別診断に重要であるため③ 症状が患者さんの日常生活に及ぼす程度を聞く。を 症状に随伴するほかの症状を聞く。の次の段に移動した。理由:症状に関する質問項目をまとめるため④ 既往歴を聞く。→ 既往歴を聞く。(健診歴を含む)理由:健診の情報も重要であるため。(2)(7)締めくくり部分:診察への移行・クロージング の項で以下の部分を変更した。 聞き漏らしや質問がないか尋ねる。(まだお聞きしていないことや、ご質問はございますか?) →(他に付け足すことや、ご質問はありますか?)理由:お聞きしていないこと という表現は、質問者側に立ったものであるため、患者としての立場で、付け足すこと、質問、というように表現をそろえるため。 Ⅲ.全身状態の把握変更なし。 Ⅳ.バイタルサインの測定変更なし。65

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