臨床実習開始前の「共用試験」第12版(平成26年)
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Ⅲ-2 医学系OSCE Ⅴ.頭頸部診察(1)(3)頭頸部の診察 6)唾液腺 の項目の最後に新たな以下の項目を加えた。□片側ずつ、触診している唾液腺に意識を集中して丁寧に診察する。理由:外部評価者からの指摘に基づき、頸部リンパ節の触診法と統一するため。(2)(3)頭頸部の診察 2)眼 3)耳 4)鼻・副鼻腔 6)唾液腺 7)頭頸部リンパ節 について「必ず両側を診察する。」を追加した。理由:学習・評価項目を明確にするため。 Ⅵ.胸部診察(1)(4)肺の診察(前胸部) 1)視診「胸部全体を露出してもらい診察をする。」を「頸部を含む胸部全体を診察できるように準備する。患者さんの羞恥心に配慮してバスタオルや診察用ガウンを適宜使用する。」と変更した。理由:表現を適正化するため。(2)(8)頸部血管の診察 3)触診 「触診は必ず聴診の後に行う。(聴診で雑音があるときには行わない。動脈硬化が強い患者さんでは行わない。」を、「触診は必ず聴診の後に行う。(注)頸動脈硬化が強い場合には触診は行わない。」と変更した。理由:明確にするため。 Ⅶ.腹部診察変更なし。 Ⅷ.神経診察変更なし。 Ⅸ.基本的臨床手技変更なし。 Ⅹ.救急(1)(5)成人・小児・乳児の心肺蘇生法(感染防護具がない場合) を新たに章立てした。 (理由)記載内容はすでに記載されていた内容であるが強調するため。(2)(8)バッグ・バルブ・マスクを用いた人工呼吸法 を意識障害の患者項からあらたに章立てし、(注)を追加した。さらに小項目を1)バッグ・バルブ・マスクを片手で保持して人工呼吸を行う方法2)バッグ・バルブ・マスクを両手で保持して人工呼吸を行う方法にタイトルを変更した。 (理由)記載内容はすでに記載されていた内容であるが強調するためと、従来は1人法、2人法の記載であったが、人工呼吸と胸骨圧迫を行う2人法との混乱の危険があるため変更した。66

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