臨床実習開始前の「共用試験」第12版(平成26年)
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Ⅲ-2 医学系OSCEⅠ.医療面接および身体診察、手技に関する共通の学習・評価項目(1)医療安全、個人情報保護、院内感染、医療廃棄物(実習施設のマニュアルに従う)□ 患者さんの安全を常に心がける。□ 患者さんの姓名を確認し、医療面接または身体診察、手技を行うことに対す  る了承を得る。□ 小児、高齢者等、介助・陪席が望ましいと思われる患者さんでは、看護師  (または他の医療職)や患者さんのご家族に介助・陪席等を依頼する。□ 有害事象発生時は直ちに指導医に報告する。□ 患者さんの個人情報の守秘や取り扱いに配慮する。□ 院内感染による罹患予防のためウイルス抗体検査やワクチン接種などを受け  る。□ 感染症(麻疹、インフルエンザ等)に罹患またはそれが疑われる時は指導医  に連絡し、その指示に従う。□ 診察、手技の内容や自分の服装に応じてユニフォーム(白衣)の袖をまくり、  腕時計などを外す。□ 衛生的手洗いや器具の消毒を行う。□ 状況に応じてスタンダードプレコーションに配慮する(手袋、マスクなど)。□ 医療廃棄物を適切に処理する。(2)マナー、身だしなみ(実習施設、診療科の決まりに従う)□ 礼儀正しく振舞い、親切に人に接する。□ グループ行動や廊下の歩行の際に患者さんやご家族に不快感を与えない。□ 患者さんやご家族、実習施設の職員に不快感を与えず、清潔な印象を与える  身だしなみを心がける。 ➢髪型、毛髪の色 ➢ヒゲ、爪の手入れ ➢アクセサリー、化粧 ➢口臭、体臭□ ユニフォーム(白衣)を着用する。 ➢ボタンをきちんと留め、名札をつける。 ➢胸元、袖口、裾から、あるいは生地を通して見える衣服の色、模様などに注意  する。 ➢診察中に飛び出さないよう、ポケットの内容を必要最小限にする。 ➢汚れたら速やかに取り替える。□ 履物は動きやすく清潔感があり、音が大きすぎず、足にフィットしている  (サンダルは不可)。68

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