臨床実習開始前の「共用試験」第13版(平成27年)
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2016年度共用試験OSCE学習・受験ガイドこのガイドは、受験生のために、学習方法のアドバイスと、受験時の注意事項をまとめたものです。受験前の準備・課題は、「診療参加型臨床実習に参加する学生に必要とされる技能と態度に関する学習・評価項目(以下、学習・評価項目)」をもとに作られている。・「共用試験OSCE教育・学習用DVD」(以下、DVD)を必ず視聴する。・「学習・評価項目」の内容は、DVDに含まれていなくても出題される。・学習・評価項目で「*」がついている項目はDVDに含まれていても出題されない。事前の説明や資料でOSCE会場、待機室、試験の流れ、注意事項をよく理解しておく。受験当日待機室(受験生の一部が受験中・終了後の時間帯に、未受験生が待機する場所)・移動は誘導係に従う。不正行為と誤解されるような、私語や振る舞いを慎む。・待機室から試験室・順路にかけて持ち込みが禁止される物品があるので注意する。試験室(ブース)前の待機場所・静粛にする。不正行為と誤解されるような、私語や振る舞いを慎む。・速乾性消毒薬が試験室外に設置されている場合は、入室前に手指を消毒する。『入室してください』などの合図試験室(ブース)への入室・速乾性消毒薬が試験室内に設置されている場合は、手指を消毒しよく乾かす。(課題により消毒薬がない場合もある)・課題を読む(音読、黙読共に可)。・医療面接では、話を始める前にメモ用紙や自分の手に聞くべきポイントをメモ書きするのは不正行為とみなされる。・診察器具が設置されている場合は、そのすべてを使用するとは限らない。・医療面接では、模擬患者は試験室内か外の待合室を模した場所に待機している。緊急処置・対応が不要であることを前提として面接を行う。医療面接以外では試験室内の模擬患者用の椅子かベッドに待機している。・課題シートに“所見を述べよ”と指示がある場合は、評価者に向けて所見を述べる。指示があるにもかかわらず述べない場合は、評価者から質問される場合がある。課題シートに指示がない場合は、述べても減点にはならないが、時間不足に注意する。・実技時間の配分を考え、患者さんへの手技の説明は簡潔に行う。・医療面接以外の試験室でも、挨拶や声かけなど、患者さんや介助者に配慮したコミュニケーションを心掛ける。この点も評価の対象となる。・課題の設定に応じて、評価者から状況を説明されたり、先に進むように指示されたりすることがある。・受験生が左利きの場合は、「学習・評価項目」あるいは課題シートに特に指示がなければ、左右を逆にした手技でも、右利きと同じ手技でも、どちらを行ってもよい。『開始してください』などの合図実技開始『終了してください』などの合図実技終了・時間内に実技を終了できなかった場合も、患者さんへの挨拶を行う。『移動してください』などの合図試験室(ブース)を退出・速やかに試験室(ブース)を退出し、次の試験室(ブース)前の待機場所に移動する。・実技時間:医療面接10分、その他5分・受験番号、氏名を評価者に名乗る。待機室試験室・順路持込禁止物品(持ち込んだ場合は教職員に預ける)持込×持込×腕時計、通信や記録・再生機能のある電子機器類(携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末、カメラ等)持込○持込×参考書や事前に用意したメモ

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