臨床実習開始前の「共用試験」第13版(平成27年)
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用いられてきたが、皮膚の損傷や感染予防の観点から楊枝の頭部など、ディスポーザブルなものを使用することが望ましい。(Ⅶ.神経)(例)使用する器具を確認する。縫合針の数の事前、事後の確認は特に重要である。(Ⅸ.基本的臨床手技【外科手技】)(例)縫合針を紛失しないように安全な場所(滅菌シャーレ等)に置く。(Ⅸ.基本的臨床手技【外科手技】)(例)シャーレ内の針を把持するときは必ず持針器を用いる。(Ⅸ.基本的臨床手技【外科手技】)□ 有害事象発生時は直ちに指導医に報告する。2)個人情報保護□ 患者さんの個人情報の守秘や取り扱いに配慮する。3)医療関連感染症(院内感染を含む)□ 医療関連感染症(院内感染を含む)による罹患予防のためウイルス抗体検査  やワクチン接種などを受ける。□ 感染症(麻疹、インフルエンザ等)に罹患またはそれが疑われる時は指導医  に連絡し、その指示に従う。□ 診察、手技の内容や自分の服装に応じてユニフォーム(白衣)の袖をまくり、  腕時計や装飾品などを外す。(例)よけいな装飾品や腕時計を外す。(Ⅸ.基本的臨床手技【外科手技】)(例)袖が邪魔にならないように配慮する。(Ⅸ.基本的臨床手技【外科手技】)□ 衛生的手洗いや器具の消毒を行う。(例)速乾性アルコール手指消毒薬(以下、速乾性消毒薬)あるいは流水と石鹸を用いた手洗いを行う。(Ⅰ.医療面接および身体診察、手技に関する共通の学習・評価項目)(例)速乾性消毒薬を使う場合は十分に乾いた後に診察を始める。(Ⅰ.医療面接および身体診察、手技に関する共通の学習・評価項目)(例)聴診器などの患者さんに触れる診察器具をアルコール綿などで消毒する。(Ⅰ.医療面接および身体診察、手技に関する共通の学習・評価項目)(例)体温計の使用前または使用後にアルコール綿で清潔にし、体温測定時、体温計が体液等により汚染されていないように留意する。(Ⅲ.全身状態とバイタルサイン)(例)操作前に衛生的手洗いを行う。(Ⅸ.基本的臨床手技 【一般手技】)(例)操作終了後に衛生的手洗いを行う。(Ⅸ.基本的臨床手技 【一般手技】)(例)手袋をはずした後は衛生的手洗いを行う。(Ⅸ.基本的臨床手技【外科手技】)(例)滅菌済みの器具は適切に取り扱う。(Ⅸ.基本的臨床手技 【一般手技】【外科手技】)□ 状況に応じて標準予防策(Standard Precautions)に配慮する。(例)激しく咳をしている患者さんを診察する場合は、互いにマスクを着用し感染防御に注意する。(Ⅴ.胸部)(例)針刺し事故防止のため採血針にリキャップをしない。(Ⅸ.基本的臨床手73

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