臨床実習開始前の「共用試験」第14版(平成28年)
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-126-Ⅲ-1歯学系CBT②月別に受験者数とIRT標準スコアの平均点を下記の表に示します。受験時期が遅くなるに従って平均点が上昇する傾向にあります。2016年度の月別実施大学数,受験者数と月別平均得点等③テスト得点とIRT標準スコアの全国的な成績評価の指標2009年度(第4回)以降の60点未満の学生の割合は8~12%と安定しています。また,成績下位の指標となる平均点-2SD(標準偏差),平均点-1.5SDは,2015年度(第10回)より上昇しています。IRT標準スコアは,平均点-2SDが332点,平均点-1.5SDが377点といずれも2015年度(第10回)より高値を示し,350点未満は3.1%と減少しています。(注:2SDは1.96×SD(標準偏差)を示しています。)テスト得点の分布状況における受験者の占める得点と割合IRT標準スコアの分布状況IRT標準スコアの分布状況における受験者の占める得点と割合④モデル・コア・カリキュラム大項目別・問題形式別成績試験ブロック1~4に出題された五選択肢択一問題のIRT標準スコアは523,多選択肢2連問は508,順次解答2連問は509,順次回答4連問は516であり,五選択肢択一問題が最も高値を示しました。コア・カリキュラム大項目(平成22年度改訂版)別では,コアカリEが最も高値を示し,コアカリD,Aが低値を示しました。IRT標準スコア6段階評価の詳細については、p24に記載しています。2016年度2015年度平均-2SD 55.1点 53.8点平均-1.5SD 59.6点 58.4点60点未満8.4%9.5%80点以上30.2%27.1%2016年度2015年度平均-2SD 332点300点平均-1.5SD 377点 351点350点未満3.1%6.7%650点以上10.6%9.5%実施大学数受験者数平均点標準偏差2015年度平均点テスト得点2016年1月54305069648072.32016年2~3月121,2745119551072.92016年6月325052710950674.32016年7月73425778757079.32016年8月2985699256578.42016 年度2015年度段階10.9%3.7%段階28.9%10.1%段階331.7%28.4%段階436.2%36.0%段階518.0%18.4%段階64.3%3.4%ABCDE五選択肢択一多選択肢2連問順次解答2連問順次解答4連問IRT標準スコア499512515497524523508509516標準偏差527091609598737080テスト得点72.774.673.572.674.574.174.573.773.82015年テスト得点73.474.872.972.273.473.472.773.373.8126

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