臨床実習開始前の「共用試験」第14版(平成28年)
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-137-Ⅲ-2歯学系OSCE(1)概要①歯学系OSCEは,歯学教育モデル・コア・カリキュラムに準拠して行われます。学生が臨床実習を開始するにあたって具備すべき必須の臨床能力を「2017年度共用試験歯学系OSCE学生配布資料」に,OSCEの課題と学習目標の一覧(p146~p153参照)を収載しています。②歯学系OSCEでは,全課題が出題されるのではなく,学生配布資料に収載された全30課題のうち,初診時医療面接2課題,基本的診察および検査能力4課題,基本的技能5課題,説明・指導7課題からそれぞれ1課題,基本的臨床技能12課題から2課題,合計6課題が出題されます。第10回(2015年度)までは,選択課題として「心肺蘇生」が追加される場合がありましたが,第11回(2016年度)からは,「心肺蘇生」が選択課題から外れ,基本的技能の課題(4課題→5課題)として実施しています。更に,「レストシートの形成」を,新課題として第11回(2016年度)から基本的臨床技能(11課題→12課題)に追加しています。しかし,どの課題が出題されるかについては,当日まで明らかにされません。すべての課題について十分な準備をしておいてください。歯学系OSCEの概略評定の区分ステーションの配列によっては,上記の順序と異なることがあります。基本的臨床技能から2課題(Ⅰ,Ⅱ)が出題されていますが,評価は1つに集約されていることから,歯学系における成績の集計結果については,ステーション別ではなく‘系統別’という表記にしています。6合格543境界21不合格標準ステーション(=必要最低限の共通標準ステーション)1.初診時医療面接(必須)2.基本的診察および検査能力(必須)3.基本的技能(必須)4.説明・指導(必須)5.基本的臨床技能(Ⅰ)(必須)6.基本的臨床技能(Ⅱ)(必須)ステーション構成例初診時医療面接(5分)→基本的診察および検査能力(5分)→基本的技能(5分)→説明・指導(5分)→基本的臨床技能(Ⅰ)(5分)→基本的臨床技能(Ⅱ)(5分)137

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