臨床実習開始前の「共用試験」第14版(平成28年)
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-18-Ⅱ.医学系Ⅱ-1医学系CBT(1)内容①試験ブロックの構成ブロック問題形式設問数,制限時間コア・カリキュラム項目等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブロック1=五選択肢択一(60設問,1時間)(A~F)(ブロック内で見直しが可能)ブロック2=五選択肢択一(60設問,1時間)(A~F)(ブロック内で見直しが可能)ブロック3=五選択肢択一(60設問,1時間)(A~F)(ブロック内で見直しが可能)ブロック4=五選択肢択一(60設問,1時間)(A~F)(ブロック内で見直しが可能)ブロック5=多選択肢択一(40設問,1時間)(ブロック内で見直しが可能)ブロック6=順次解答4連問五選択肢択一(40設問,1時間)(一旦解答して次の問題に進むと元の問題に戻れません)合計320設問ブロック7=アンケート②問題の形式・五選択肢択一形式の設問単に,記憶しているかどうかを問うことよりも,解釈・思考力を問うことを重視しています。また,基礎・臨床の知識を統合した問題や病態にかかわる重要な内容や基本原理及び病態生理を問う問題を重視しています。・多選択肢択一形式の設問基礎と臨床を統合したもの及び症候から病態を選ぶもので,設問文を読んで最もあてはまると考えられるものを多選択肢の中から1つの正解肢を選びます。・順次解答4連問五選択肢択一形式の設問同一の症例について,関連する4つの設問が連続します。各設問の解答は5肢択一です。原則として医療面接から始まり,患者さんに聞くべき事項,症候に基づいた身体診察・検査,診断する思考過程とその背景にある病態の理解を問うように作問されています。③医学教育モデル・コア・カリキュラム大項目ごとの出題割合第11回(2016年度)試験から,平成22年度改訂版のコア・カリキュラムに準拠しています。採点対象問題について,各出題ブロック及び全体での難易度に変更はありません。第5回(2010年度)からの変更点・コア・カリキュラム項目A基本事項では,医療における安全性確保に関する問題が充実されています。・腫瘍関係項目がコア・カリキュラム項目D-2に新設されましたので,他の項目から腫瘍に関係する問題をDに移動したため(血液及び内分泌の問題を除く),Dの出題割合が多少増加し,コア・カリキュラム項目C等の出題割合が多少減少しています。・コア・カリキュラム項目Fに地域医療が新設されましたので,地域医療関係の出題が充実されています。第11回(2016年度)からの変更点・コア・カリキュラムの全体構成を利便性の観点から下記のように変更しました。(旧F→新B,旧B→新C,旧C→新D,旧D→新E,旧E→新F)・「準備教育モデル・コア・カリキュラム」の<2生命現象の科学>の領域をその内容を明確化するために,コア・カリキュラム項目C(旧B)の冒頭に明記したものを反映しました(C-1)。・「人の死」に関わるコア・カリキュラム項目A,B(旧F),E(旧D)間における記載の整理を反映しました。・コア・カリキュラム項目Eにおいて,腫瘍,少子高齢化への対応の観点から,成長18

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