臨床実習開始前の「共用試験」第14版(平成28年)
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-24-Ⅱ-1医学系CBT②前期は,2015年12月~2016年3月までに実施されました。前期期間中の月別IRT標準スコアの平均点の差は14です。後期(9大学)は,2016年6月~9月までに実施され,平均点は前期とほぼ同様の値を示しています。2016年度の月別実施大学数,受験者数と月別平均得点等③テスト得点とIRT標準スコアの全国的な成績評価の指標正式実施開始後,テスト得点の平均値が次第に上昇するとともに,80点以上の学生の割合も次第に増加し,40%を超えています。60点未満の学生の割合は,約3%です。また,成績下位の指標となる平均点-2(-1.5)SD(標準偏差)は,2015年度とほぼ同じです。IRT標準スコアは,平均点-2SDが318点,平均点-1.5SDが364点であり,359点未満が5.3%でした。(注:2SDは1.96×SD(標準偏差)を示しています。)IRT標準スコアの分布状況テスト得点の分布状況における受験者の占める得点と割合IRT標準スコアの分布状況における受験者の占める得点と割合④モデル・コア・カリキュラム大項目別・問題形式別成績試験ブロック1~4に出題された五選択肢択一問題のIRT標準スコアはは517,多選択肢2連問では496,順次解答4連問では501で,五選択肢択一が最も高値を示しました。コア・カリキュラム大項目ごとのIRT標準スコアでは,Dの人体各器官の正常構造と機能,病態,診断,治療で最も高くなっています。モデル・コア・カリキュラム大項目別・問題形式別得点IRT標準スコアをさらに6段階に分けて評価しています。段階1から良好な成績である段階6までの割合(%)を示しています。各段階は正規分布した基準集団(2012~2014年度:平均値500,標準偏差100)の分布から標準偏差を用いて区分したものです。各段階のレベルは段階1=300未満,段階2=300以上400未満,段階3=400以上500未満,段階4=500以上600未満,段階5=600以上700未満,段階6=700以上です。実施大学数受験者数平均点標準偏差2015年度平均点テスト得点2015年12月171,9535089849277.72016年1月354,02951310050578.22016年2~3月192,14152210351078.92016年8月67255189347878.92016年9月335050110749277.02016年度2015年度平均-2SD 60.8点 60.0点平均-1.5SD 64.9点 64.1点60点未満3.3%3.6%80点以上45.9%42.8%2016年度2015年度平均-2SD 318点 317点平均-1.5SD 364点 360点359点未満5.3%5.8%2016年度2015年度段階11.2%0.3%段階211.2%2.6%段階333.5%16.4%段階434.6%33.7%段階515.4%29.0%段階64.1%18.0%ABCDEF五選択肢択一多選択肢2連問順次解答4連問IRT標準スコア499507511513510499517496501標準偏差4563919284601008281テスト得点83.877.075.579.080.277.178.483.671.32015年テスト得点85.174.578.879.375.976.377.884.469.124

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