臨床実習開始前の「共用試験」第15版(平成29年)
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─ 169 ─-169-○歯学系「臨床能力試験」の概要(2017年11月現在)1.臨床実習開始前の「共用試験」(CBT、OSCE)は、診療参加型臨床実習において学生が患者に接して医行為を行うための知識・態度・技能を有していることを共通の評価基準で評価し、その後、診療参加型臨床実習を通じて学生が修得した診療能力を臨床実習後臨床能力試験によって確認します。2.臨床実習後臨床能力試験は「臨床実地試験」と「一斉技能試験」で構成され、機構が提示する基本形態に、各大学がそれぞれの教育実態に即して追加したものを事前に機構で審査・承認すること、試験は機構から派遣された試験監督者の下で実施することによって共用試験とします。○臨床実地試験・・・指導教員の下で歯科治療を実践する場面において、学生が処置の内容に関わらず普遍的に求められる歯科医師としての診療能力を備えていることを確認します。○一斉技能試験・・・機構で定める高頻度一般歯科治療の対象疾患を再現した複合模型に対して学生が課題を実践し、その成果を評価することによって治療技術を確認します。3.2017年~2019年までのトライアル期間中に、診療参加型臨床実習履修中のすべての学生に対して臨床能力試験臨床実地試験、一斉技能試験を実施した大学から正式実施に向けた準備が整ったこととし、2020年度からの正式実施に移行することを目指します。2017年度トライアルにおいては、29大学中15大学において、臨臨床実地試験ないし一斉技能試験のいずれかまたは両方を実施しています。

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