臨床実習開始前の「共用試験」第15版(平成29年)
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─ 24 ─-24-Ⅱ-1医学系CBT②新2016年度試験は,2016年8月~2017年3月までに実施されました。月別IRT標準スコアの平均点の差は27です。新2016年度の月別実施大学数,受験者数と月別平均得点等③テスト得点とIRT標準スコアの全国的な成績評価の指標正式実施開始後,テスト得点の平均値が次第に上昇するとともに,80点以上の学生の割合も次第に増加し,40%を超えています。60点未満の学生の割合は,約4%です。また,成績下位の指標となる平均点-2(-1.5)SD(標準偏差)は,2016年度とほぼ同じです。IRT標準スコアは,平均点-2SDが325点,平均点-1.5SDが370点であり,359点未満が4.6%でした。(注:2SDは1.96×SD(標準偏差)を示しています。)IRT標準スコアの分布状況テスト得点の分布状況における受験者の占める得点と割合IRT標準スコアの分布状況における受験者の占める得点と割合④モデル・コア・カリキュラム大項目別・問題形式別成績試験ブロック1~4に出題された五選択肢択一問題のIRT標準スコアは522,多選択肢択一では489,順次解答4連問では500で,五選択肢択一が最も高値を示しました。コア・カリキュラム大項目ごとのIRT標準スコアでは,Dの人体各器官の正常構造と機能,病態,診断,治療で最も高くなっています。モデル・コア・カリキュラム大項目別・問題形式別得点IRT標準スコアをさらに6段階に分けて評価しています。段階1から良好な成績である段階6までの割合(%)を示しています。各段階は正規分布した基準集団(2012~2014年度:平均値500,標準偏差100)の分布から標準偏差を用いて区分したものです。各段階のレベルは段階1=300未満,段階2=300以上400未満,段階3=400以上500未満,段階4=500以上600未満,段階5=600以上700未満,段階6=700以上です。新2016年度2016年度平均-2SD 60.6点 60.8点平均-1.5SD 64.7点 64.9点60点未満3.6%3.3%80点以上46.5%45.9%新2016年度2016年度平均-2SD325点 318点平均-1.5SD 370点 364点359点未満4.6%5.3%新2016年度2016年度段階11.0%1.2%段階210.0%11.2%段階334.0%33.5%段階436.1%34.6%段階515.6%15.4%段階63.3%4.1%ABCDEF五選択肢択一多選択肢択一順次解答4連問IRT標準スコア498508516518514500522489500標準偏差476389908459978180テスト得点83.277.175.979.280.577.678.781.871.22016年IRT標準スコア499507511513510499517496501実施大学数受験者数平均点標準偏差2016年度平均点テスト得点2016年8月33415019551876.92016年9~10月33604959450176.22016年11月56125069677.42016年12月111,2345059750877.32017年1月364,0795199651378.62017年2月141,6405229752478.9

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