臨床実習開始前の「共用試験」16版(平成30年)
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─ 111 ─ □ 手術用マスクを口・鼻・顎を完全に覆うように着用する。前のい(いのの □ 手指、前腕を流水で洗う。 □ 手洗い用消毒液(7.5%ポピドンヨード、4%クロルヘキシジンなど)によ   り指間、指先に注意を払いながら手指から肘まで手もみ洗いする。 □ 流水で消毒液が中枢側へ流れるように手指から肘までを洗い流す。 □ 同様の手もみ洗いをもう一度行う。 □ 滅菌タオルで指先から中枢側へ肘部まで拭く。 □ 速乾性消毒薬を手指・爪に擦り込むことが推奨される(Two Stage法)。 □ 両肘を屈曲し、両手・前腕を手術着に触れぬよう胸前で保持して、手洗い   後の清潔状態を保つ。(の(いのの □ 介助者に学生であることを自己紹介して介助を依頼する。 □ 滅菌ガウンを無菌的に取り出す。 □ 滅菌ガウンを周囲に触れないように手を伸ばして広げる。 □ 滅菌ガウンが周囲に触れないように注意しながら介助者へ右肩紐の端を渡   す。 □ 介助者に右肩紐を持ってもらい、左手で左肩紐を持ってガウンを広げなが   ら、介助者に触れないように注意して袖口へ向かって右手を挿入する。 □ 介助者に左肩紐を持ってもらい、介助者に触れないように注意しながら袖   口へ向かって左手を挿入する。 □ 「(3)滅菌手袋の装着」を行う。 □ 介助者が後で肩と腰の紐を結んでいる間に正面の紐の結び目をほどく。 □ 左手が背部に触れないように注意して紐を左から右に回し、それを右手で   受ける。 □ 身体の前面で紐を結びガウンで全身を被う。 □ 滅菌ガウン装着後の清潔状態を保つ。 □ 滅菌したピンセットまたは鉗子により皮膚消毒薬(7.5%ポピドンヨードな   ど)の十分に含んだ綿球などを容器から取り出す。 □ 手術野の中心より外側へ向かい同心円を描きながら手術野より広範に消毒   薬を皮膚に塗り込む。 □ 消毒薬の乾燥後もう一度同様の消毒を行う。 □ 消毒薬の乾燥後、滅菌シーツで手術野の周囲を被う。 □ 針はシャープス・コンテナへ、血液などで汚染されたゴミ(感染性廃棄物)   は感染性廃棄物入れなどの専用のゴミ箱へ、分別して廃棄する。   (例)縫合に使用した手袋、抜糸した糸、消毒後の綿球、針など。 □ 使用した手袋・ガウンなどは感染性廃棄物用ゴミ箱に廃棄する。 □ 手袋の包装紙などの汚染のないものは非感染性廃棄物用ゴミ箱に廃棄する。   手袋をしたまま触れた包装紙などは感染性廃棄物として廃棄する。 □ 手袋をはずした後に手指消毒を行う。111

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