臨床実習開始前の「共用試験」16版(平成30年)
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─ 55 ─□ カテーテルの先端が汚染されないように注意しつつ、右(左)手でカテーテルを把持して挿入する。(理由)左利きの場合も考慮した。また、カテーテル把持にピンセットを用いず、用手的に行うこととした。【検査手技】(12)(3)12誘導心電図の記録 2)心電図の記録□ 患者さんにベッドに仰臥位で四肢を伸ばして寝てもらう。その際、患者さんの羞恥心に配慮して、胸部の露出時間を短くするよう、適宜、胸部をタオル等で覆う。(理由)胸部を露出する際の患者さんの羞恥心への配慮を追加した。(13)(3) 12誘導心電図の記録 2)心電図の記録□ 電極装着部の皮膚をアルコール綿で拭いて皮脂を取る。(電気抵抗を減らすため)□ 胸部用のゴム球電極や四肢用のはさみ式電極を使用する場合は、電極装着部位に電極用ペーストの擦り込みを行う。(電気抵抗を減らすため)(注)この際、隣接する部位のペーストが接合しないよう注意する。(注)粘着ゲルタイプ等のディスポーザブル電極を使う場合はペーストの塗布を行わなくて良い。□ 患者さんに力を抜いて楽にするように声をかけ、緊張を取る。(筋電図混入を防ぐため)□ ペーストを使用した場合は、患者さんと電極のペーストを拭き取る。(注)患者さんのペーストは、患者さん自身で拭き取ってもらうよう配慮することがある。(理由)文章の体裁を全体と合わせた。(1)全体を通じてポケットフェイスマスクを「マスクタイプの感染防護具」に変更した。(理由)JRC蘇生ガイドライン2015記載に統一したため。(2)全体を通じてフェイスシールドに関する記載を削除した。(理由)JRC蘇生ガイドライン2015で医療機関内の蘇生手技として推奨されないため。(3)全体を通じて「EC法」を「ECクランプ法」に変更した。(理由)JRC蘇生ガイドライン2015の表現と統一した。(4)(7)気道異物による窒息への初期対応 5)意識消失への対応□ 患者さんの反応がなくなったら、応援や資機材の依頼を行い、胸骨圧迫から心肺蘇生法を開始する。55

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