臨床実習開始前の「共用試験」16版(平成30年)
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─ 62 ─□ 患者さんに対して自分の姓名または姓を聞こえるように明確に告げる。難し  い漢字は名札を示す。患者□ 本人確認のためという目的を告げ、患者さんに姓・名ともに名乗ってもらう。  生年月日の確認の追加や患者さんの姓名の読み上げによる確認については、  各大学のルールに従う。医療療またはまたは□ 患者さんに医療面接または身体診察、手技の目的と内容を伝え、了承を得る。またはまたはさ□ 診察、手技の内容に応じて、患者さんに装着物(眼鏡、腕時計、義歯、アク  セサリー等)を外したり、衣服をまくったり脱いだりしてもらう。□ 患者さんに診察や手技の内容に適した体位や肢位をとってもらう。患者さのたまーさ□ 場を設定する。大部屋から個室への誘導、窓やベッド周囲のカーテンを閉め  る、エアコンや照明の調節など。□ 診察しない身体部位をバスタオルなどで覆う。たはたはさの内容にた□ 患者さんが戸惑わないように予告や指示などの声かけをする。□ 診察や手技、会話の内容に応じて適切なアイコンタクトを保つ。□ 患者さんにわかり易く、丁寧な言葉遣いで会話する。□ 患者さんの状態にあった適切な声の大きさ、話のスピード、声の音調を保つ。□ 患者さんが過度に緊張しないように自分の表情や仕草、声の音調などに配慮  する。□ *診察の区切りで患者さんに所見を説明する。たはたはさ□ 苦痛を伴う可能性がある場合は事前に予告する。□ 必要に応じて手や聴診器等の診療・検査器具を温める。□ 痛みがあるとわかっている場合は、その部位の打診や触診は最後にする。□ 表情や体動を観察したり、質問したり合図してもらうなどして苦痛を伴って  いるかどうかを確認する。□ *(症状の強い場合)面接または診察、手技を行うことが可能かどうかを患  者さんに確認する。□ *(症状の強い場合)患者さんが楽な姿勢でいられるように配慮する。□ 必要に応じて体位変換の介助や移動の際のエスコートを行う。医医療たはまたはさ□ 終了後に挨拶または「協力に対するお礼」を述べる。□ 診察終了後、患者さんが布団や着衣などを整えるのを手伝う。□ 診察終了後、次のステップ(どこで待っていただくなど)の説明をする。□ 医療廃棄物を適切に処理する。標((医療の現場においては、いかなる人も伝播する微生物に感染あるいは保菌している可能性があると考え、医療行為を行う際には以下に述べる標準予防策の手技を実践する。62

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