臨床実習開始前の「共用試験」16版(平成30年)
72/174

─ 70 ─「」「□ 脈拍を触診する。頻脈、徐脈、不整、緊張など。  (「(9)バイタルサイン 3)橈骨動脈の触診」などを参照。)□ 発汗の状態を把握する。乾燥、湿潤。□ 体表温を把握する。冷感、熱感。□ 体臭・口臭。アルコール臭、ケトン臭、尿臭、便臭など。□ 身長・体重を測定する。□ body mass index〈BMI〉を身長と体重から求める。□ 測温部が腋窩の最深部に当たるように体温計を挿入する。□ 腋窩を閉じて、それぞれの体温計の必要とされる時間測定する。□ *体位を確認する。呼吸困難のときの起坐位、側臥位など特異な体位の有無  など。□ 胸部全体を露出してもらい診察をする。□ 呼吸を観察する。型・リズム・速さ・深さ・喘鳴の有無。□ 呼吸数を測定する。呼吸リズムが規則的である場合、30秒数え2倍し、毎分○  ○回と記録する。□ *パルスオキシメーターを装着し測定する。の□ これから脈拍測定をする旨を告げ、リラックスするように声をかける。□ 両側の橈骨動脈に検者の3本の指(示指・中指・環指)を当てる。□ 左右差の有無を確認する。□ 不整の有無を確認する。□ 3本の指を使って緊張度を診る。□ *脈の性質を診る。大脈、小脈、速脈、遅脈、奇脈など。□ 左右差がないのを確認してから片方の腕で脈拍数を数える。脈が整である場  合、15秒数えて4倍し、毎分○○回と記録する。の□ これから血圧を測定する旨を告げ、リラックスするように声をかける。□ 血圧計を使用できる状態にセットする。□ マンシェットの大きさが患者さんの年齢や体格に対して適切であることを確  認する。□ 坐位の場合、枕や支持台を利用して上腕の位置が心臓の高さとなるように調  節する。70

元のページ  ../index.html#72

このブックを見る