臨床実習開始前の「共用試験」16版(平成30年)
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─ 71 ─□ 十分に上腕を露出する。□ 肘が曲がらないようにする。 (注)特に坐位のときに注意が必要である。□ 上腕動脈を触診して位置を同定する。□ マンシェットのゴム嚢の中央が上腕動脈の真上にくるように巻く。ゴム管は 頭側でも末梢側でもよい。□ マンシェットの下端と肘窩との間隔は約2cmあけて巻く。□ マンシェットは指が1-2本入る程度のきつさで巻く。法にるのの□ 橈骨動脈を適切に触れる。肘窩上腕動脈でもよい。□ カフ圧を70mmHgまで速やかに上昇させその後10mmHgずつ上げてゆく。□ 橈骨動脈の脈が触れなくなった圧からさらに20-30mmHg上まで速やかに上昇さ せる。□ その後、1秒間に2mmHgずつカフ圧を下げる。□ 脈が触れ始める値を収縮期血圧とする。□ 収縮期血圧値が決定した後は急速にカフ圧を下げる。法にるのの□ 聴診器のイヤピースを外耳道の方向にあわせて装着し、チェストピースを適 切に把持する。□ 聴診器のチェストピースを肘窩の上腕動脈の上に置く。膜型でもベル型でも よい。□ 触診法で決定した収縮期血圧から20~30mmHg上までカフ圧を速やかに上げる。□ その後、1秒間に2mmHgずつカフ圧を下げる。□ Korotkoff(コロトコフ)音が聞こえ始めた値を収縮期血圧とする。□ Korotkoff(コロトコフ)音が聞こえ始めても、同じスピードでカフ圧を下げ る。□ Korotkoff(コロトコフ)音が聞こえなくなった値を拡張期血圧とする。ただ し、Korotkoff(コロトコフ)音が聞こえなくなっても10mmHgはゆっくりカフ 圧を下げ、再度聞こえることがないのを確認する。 (注)聴診間隙を確認する目的である。□ それ以後は急速にカフ圧を下げる。□ 30秒おいてもう1回測定し、2回の平均値をとって血圧とする。□ 同様に反対側の血圧を測定する。 (注)初診では必ず両側で測定する。□ 血圧値を正しく述べる。単位mmHgをつけて、収縮期血圧/拡張期血圧の順に記 録する。に下の□ 仰臥位になってもらう。□ 長母指伸筋腱を確認する。母指をやや背屈させるとわかりやすい。□ 長母趾伸筋腱のやや外側に示指と中指、または、中指と環指の指先を軽く当 てて、拍動を触知する。71
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