共用試験ガイドブック第18版
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教員・学生配布資料公益社団法人 医療系大学間共用試験実施評価機構本章の内容は2019年3月発行「臨床研修開始時に必要とされる技能と態度に関する学習・評価項目(Ver. 1.0)」に基づいた。□主訴から病変部位・病因・病態・重症度などを想定する。□病変部位・病因・病態などの想定に基づいて疾患・鑑別診断などを想定する。□各鑑別診断を可能性により順位づける。□医療面接において、想定した病態、鑑別診断に沿って、陽性症状、陰性症状を確認する。□身体診察において、想定した病態、鑑別診断に沿って、陽性所見、陰性所見を確認する。□異常所見が起きている根拠を示して推論する。□考えられる病態(プロブレム)について根拠を示して推論する。□考えられる疾患(プロブレム)について根拠を示して推論する。(注)以下に示す 37の症候・病態について臨床推論ができる。   発熱 全身倦怠感 食思(欲)不振 体重減少・体重増加 ショック 心停止 意   識障害・失神 けいれん めまい 脱水 浮腫 発疹 咳・痰 血痰・喀血 呼吸   困難 胸痛 動悸 嚥下困難・障害 腹痛 悪心・嘔吐 吐血・下血 便秘・下痢黄疸 腹部膨隆(腹水を含む)・腫瘤 貧血 リンパ節腫脹 尿量・排尿の異常血尿・タンパク尿 月経異常 不安・抑うつ もの忘れ 頭痛 運動麻痺・筋   力低下 腰背部痛 関節痛・関節腫脹 外傷・熱傷 学生が臨床実習中に学修し卒業時には身につけておくべきだが、臨床実習開始前には備わっていなくてもよいと判断した項目には*を付記した。ただし卒業時に身につけておくべき技能と態度のすべてを網羅しているわけではない。 【参考】71/84124124124124

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