共用試験ガイドブック第18版
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141Ⅱ-2臨床実習の評価としての共用試験教育の一貫性に資することになるはずです。また,医療面接や身体診察に協力いただいた模擬患者からの評価も実施大学にフィードバックされることになります。⑦評価は,あらかじめ定められた評価ルーブリックにより評価されます。公開されている評価ルーブリックの基本パターンを示しておきます(本誌211ページ)。左側には評価項目を,上段には合格・合否境界領域・不合格を6段階で示しました。⑧評価結果は,機構で統計処理を行って実施大学に報告され,合否の判定は大学の責任で行われます。⑨すでに平成29年度は23大学で,平成30年度は29大学で,令和元年度は78大学でトライアルを行いました。令和2年度からは正式実施となりましたが,Covid-19のパンデミックに伴い,今年度は実施形態を改変した特例実施となっています。⑩実施時期は,臨床実習後に,各大学の学事予定に則り,機構と調整した日程で行われます。⑪受験対象は,全臨床実習を終了し,Post-CCOSCEを受験する資格があると各大学が認めた医学部医学科ないし医学群医学類の第6学年の学生です。⑫受験料については,会費規程で受験生一人当たり20,000円と定められています。141

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