共用試験ガイドブック第18版
157/278

155 (2)診療参加型臨床実習で学生が行う行為 公益社団法人医療系大学間共用試験実施評価機構で「初期臨床研修初日にできなければならないことは何か」について考慮、検討し、医学教育モデル・コア・カリキュラム(平成28年度改訂版)から改変した。 1.適切な医療面接を行う。 2.適切な身体診察を行う。 ➢ 包括的身体診察を行う。 ➢ 診断仮説に基づいた集約的身体診察を行う。 3.得られた所見から適切な臨床推論を行う。 4.適切な症例プレゼンテーションを行う。 5.問題点に則した適切な検査計画を立てる。 6.得られた情報を統合し、診断・治療計画を立てる。 7.臨床上の問題に対してエビデンスを収集する。 8.正しい診療記録(カルテ)を記載する。
 9.患者の申し送りを行う。 10.医療安全上の問題を報告・連絡・相談する。 11.多職種のチームで協働する。 12.インフォームド・コンセントを得る。 13.基本的臨床手技を実施する。 14.緊急性を評価し、適切な初期対応を行う。 (注) 「Appendix. 医師として求められる基本的な資質・能力と学生が行う行為」に、各行為とそれらを達成するために必要な基本的な資質・能力の関係を示す。なお、本表では医学教育モデル・コア・カリキュラム(平成28年度改訂版)「A.医師として求められる基本的な資質・能力」に示されている知識を含むすべての項目を対象としている。 (注) 本冊子は、「診療参加型臨床実習に参加する学生に必要とされる技能と態度に関する学修・評価項目(第3.02版以降)」についてすでに十分習熟している学生が使用することを前提としている。 教員・学生配付資料公益社団法人医療系大学間共用試験実施評価機構 20207 / 74155155

元のページ  ../index.html#157

このブックを見る