共用試験ガイドブック第18版
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164 E.臨床推論 □ 主訴から病変部位・病因・病態・重症度などを推定する。 □ 病変部位・病因・病態などの想定に基づいて疾患・鑑別診断などを推定する。 □ 各鑑別診断を可能性により順位づける。 □ 医療面接において、想定した病態、鑑別診断に沿って、陽性症状、陰性症状を確認する。 □ 身体診察において、想定した病態、鑑別診断に沿って、陽性所見、陰性所見を確認する。 □ 異常所見が起きている根拠を示して推論する。 □ 考えられる病態について根拠を示して推論する。 □ 考えられる疾患について根拠を示して推論する。 □ プロブレムの解決に向けてその段階で必要なプラン(診断、治療、教育)を立案する。 (注) 以下に示す37の症候・病態について臨床推論ができる。 発熱/全身倦怠感/食思(欲)不振/体重増加・体重減少/ショック/心停止/意識障害・失神/けいれん/めまい/脱水/浮腫/発疹/咳・痰/血痰・喀血/呼吸困難/胸痛/動悸/嚥下困難・障害/腹痛/悪心・嘔吐/吐血・下血/便秘・下痢/黄疸/腹部膨隆(腹水を含む)・腫瘤/貧血/リンパ節腫脹/尿量・排尿の異常/血尿・尿蛋白/月経異常/不安・抑うつ/もの忘れ/頭痛/運動麻痺・筋力低下/ 腰背部痛/関節痛・関節腫脹/外傷・熱傷 臨床推論を行うにあたっては、P21~「I.症候のポイント」を参考にしてください。 教員・学生配付資料公益社団法人医療系大学間共用試験実施評価機構 202016 / 74164164

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