共用試験ガイドブック第18版
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20Ⅱ.医学系共用試験Ⅱ-1臨床実習前の共用試験(1)ComputerBasedTesting(CBT)①出題基準と試験形式試験ブロックの構成ブロック問題形式設問数,制限時間コア・カリキュラム項目等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブロック1=五選択肢択一(60設問,1時間)(A~F)(ブロック内で見直しが可能)ブロック2=五選択肢択一(60設問,1時間)(A~F)(ブロック内で見直しが可能)ブロック3=五選択肢択一(60設問,1時間)(A~F)(ブロック内で見直しが可能)ブロック4=五選択肢択一(60設問,1時間)(A~F)(ブロック内で見直しが可能)ブロック5=多選択肢択一(40設問,1時間)(ブロック内で見直しが可能)ブロック6=順次解答4連問五選択肢択一(40設問,1時間)(一旦解答して次の問題に進むと元の問題に戻れません)合計320設問ブロック7=アンケート問題の形式・五選択肢択一形式の設問単に,記憶しているかどうかを問うことよりも,解釈・思考力を問うことを重視しています。また,基礎・臨床の知識を統合した問題や病態にかかわる重要な内容や基本原理及び病態生理を問う問題を重視しています。・多選択肢択一形式の設問基礎と臨床を統合したもの及び症候から病態を選ぶもので,設問文を読んで最もあてはまると考えられるものを多選択肢の中から1つの正解肢を選びます。・順次解答4連問五選択肢択一形式の設問同一の症例について,関連する4つの設問が連続します。各設問の解答は5肢択一です。原則として医療面接から始まり,患者さんに聞くべき事項,症候に基づいた身体診察・検査,診断する思考過程とその背景にある病態の理解を問うように作問されています。医学教育モデル・コア・カリキュラム大項目ごとの出題割合第16回(2020年度)試験から,平成28年度改訂版のモデル・コア・カリキュラムに準拠しています。採点対象問題について,各出題ブロック及び全体での難易度に変更はありません。第15回(2019年度)からの変更点・コア・カリキュラムの全体構成を利便性の観点から下記のように変更しました。・「医師として求められる基本的な資質・能力」に地域医療やチーム医療,コミュニケーション能力を列挙し,「A-4-1)コミュニケーション」,「A-4-2)患者と医師の関係」,「A-5-1)患者中心のチーム医療」,「A-7-1)地域医療への貢献」,「B-1-7)地域医療・地域保健」(A-7-1)と学修目標を共有),「F-2-15)在宅医療と介護」,「G-4-3)地域医療実習」の各項で触れています。・「腫瘍」を独立した項目「E-3腫瘍」で記載しました。また,発がんメカニズム・病態を理解するねらいの「C-4-6)腫瘍」を新たに設け,「D人体各器官の正常構造と機能,病態,診断,治療」の臓器別各論「4)疾患」に腫瘍性疾患を一項目としてまとめ,さらに「E-3-5)各論」で改めて腫瘍性疾患をまとめました。・旧版で「準備教育モデル・コア・カリキュラム」として記載されていた「生命現象の科学」を「C-1生命現象の科学」と「C-2個体の構成と機能」に,「人の行動と心理」を「B-4医療に関連のある社会科学領域」と「C-5人の行動と心理」に,「情報の科学」を「B-1集団に対する医療」と「F-2基本的診療知識」にそれぞれ発展的に融合しました。20

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