共用試験ガイドブック第18版
260/278

258公益社団法人医療系大学問共用試験実施評価機構 2020 2020年度歯学系診療参加型臨床実習後客観的臨床能力試験 受験ガイド このガイドは,受験生のために,学修方法のアドバイスと,受験時の注意事項をまとめたものです。 受験前の準備 1)歯学系診療参加型臨床実習後客観的臨床能力試験(Post-Clinical Clerkship Performance Examination(Post-CC PX))は臨床実地試験と一斉技能試験によって構成され,本誌の256ページの「臨床実習の評価としての共用試験」に示した趣旨で,歯学生が診療参加型臨床実習を通じて身につけた臨床能力を測り,歯科医師としての資質を備えていることを評価します。2)臨床実地試験では診療参加型臨床実習の診療室において,実際の患者さんに対し行う一連の歯科治療を対象とし,256ページに示した(1)臨床実地試験の①~⑥ の項目に関する評価を行います。3)「歯学教育モデル・コア・カリキュラム(平成28年度改訂版)」の「G 臨床実習」の別表「臨床実習の内容と分類」の「3. 基本的臨床技能」のうち,「Ⅰ.指導者のもと実践する」「Ⅱ.指導者のもとでの実践が望まれる」に該当する口腔外科系,保存系,補綴・リハビリ系,予防・指導系の処置を中心に,記載されている処置を行います。4)一斉技能試験では歯石除去,う蝕除去,根管形成,支台歯形成の4課題を組み込んだ統合型共通模型を装着したマネキンを仮想患者として,実習室等で治療を行った結果の評価を行います。5)試験の実施時期は原則として,臨床実地試験は臨床実習期間の1/4経過以降,一斉技能試験は臨床実習終了4ヶ月前から終了後2ヶ月までの間です。臨床実地試験では各大学が設定した受験要件を確認してください。(受験要件を満たした学生から臨床実地試験の受験希望を申告し,受験が可能)6)臨床実地試験では開示されている評価項目・評価基準を確認し,受験する処置内容の予習を行ってください。7)一斉技能試験では開示されている課題,課題文,共通評価項目を確認してください。また,必要に応じて,課題実施に必要な器具・器材を準備してください。(準備の有無は各大学の試験環境に準拠)8)受験前に,各大学で配布される「歯学系診療参加型臨床実習後客観的臨床能力試験受験生の皆さんへ」および「臨床能力試験実施要項(学生用)」を必ず読んでください。 258258

元のページ  ../index.html#260

このブックを見る