共用試験ガイドブック第18版
265/278

263(2)臨床実習後客観的臨床能力試験歯学系では,臨床実習の評価として,臨床実地試験と一斉技能試験の二つが実施されています。臨床実地試験はworkplace-based assessmentであり,実際の臨床実習現場において歯学生を評価するため,理想的な臨床能力評価法です。しかし,現在は実施大学の教員のみが自大学の学生を評価していること,機構派遣監督者のもとで一部学生に限定して臨床実地試験が実施されていること等が懸案事項であり,評価の客観性を担保するためには他大学教員が評価者として実施大学に赴いて評価する方向で,教員の負担増等に配慮しつつ,実現可能な方法を検討していきます。一方,一斉技能試験は順調に実施されていますが,内部評価者のみによる評価になっていることから,外部評価者の導入が今後の検討事項となっています。263

元のページ  ../index.html#265

このブックを見る