共用試験ガイドブック第18版

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44Ⅱ－1臨床実習前の共用試験⑤ステーション別全国成績ステーション別得点の基本データを示しています。大学によって「基本的臨床手技／救急／四肢と脊柱」については，一つか二つ，又は全てを選択して実施しています。「胸部／全身状態とバイタルサイン」は，別々のステーションで両方を実施するか，１つのステーションで実施するかの選択が可能となっています。このため，これらのステーションでは，受験者数が異なっています。ステーション別得点率は，救急が最も高く91.8%，次いで頭頸部，四肢と脊柱，胸部が90%を超えており，医療面接が最も低く81.9%でした。全身状態とバイタルサイン,腹部，神経は88～89%とほとんど差がありません。経年的に，医療面接，頭頸部，胸部，腹部，救急は有意に増加傾向がみられます。⑥課題別成績各ステーションには複数の課題が用意されていますが，同一ステーション内の各課題の得点率は，下の図のとおり同一ではありません。しかし，ステーション内の課題の差は，選択課題を除くと，ほとんどが5%以内であり，極端に大きな課題間の得点差ではありません。44