共用試験ガイドブック第18版
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462020年度医学系臨床実習前OSCE 学習・受験ガイド このガイドは、受験⽣のために、学習⽅法のアドバイスと、受験時の注意事項をまとめたものです。 受験前の準備 ・課題は、「診療参加型臨床実習に参加する学⽣に必要とされる技能と態度に関する学修・評価項⽬(以下、学修・評価項⽬)」をもとに作られている。・「共⽤試験OSCE教育・学習⽤DVD」(以下、DVD)を必ず視聴する。・「学修・評価項⽬」の内容は、DVDに含まれていなくても出題される。・学修・評価項⽬で「*」がついている項⽬はDVDに含まれていても出題されない。受験当日 事前の説明や資料でOSCE会場、待機室、試験の流れ、注意事項をよく理解しておく。 待機室(受験⽣の⼀部が受験中・終了後の時間帯に、未受験⽣が待機する場所) ・移動は誘導係に従う。不正⾏為と誤解されるような、私語や振る舞いを慎む。・待機室から試験室前待機場所・試験室・順路にかけて持ち込みが禁⽌される物品があるので注意する。待機室 順路・試験室前待機場所 試験室 持込禁止物品(持ち込んだ場合は教職員に預ける) 持込× 持込× 持込× 腕時計、通信や記録・再生機能のある電子機器類 (携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末、カメラ等) 持込○ 持込×(※) 持込× 教科書・参考書類(学修・評価項目も含まれる)や事前に用意したメモ ※待機室間の移動のために、管理された場所に一時的に保管することや、透明なバッグ等に入れて持ち運ぶことは差し支えないが、順路や試験室前待機場所で読むことはできない。試験室(ブース)前の待機場所・静粛にする。不正⾏為と誤解されるような、私語や振る舞いを慎む。・速乾性消毒薬が試験室外に設置されている場合は、⼊室前に⼿指を消毒しよく乾かす。『入室してください』などの合図 試験室(ブース)への⼊室 ・受験番号、⽒名を評価者に名乗る。・速乾性消毒薬が試験室内に設置されている場合は、⼿指を消毒しよく乾かす。(⾝体診察前に乾いていること。課題により消毒薬がない場合もある)・すべての課題シートの位置を確認し、課題を読む(⾳読、黙読共に可)。・医療⾯接では、話を始める前にメモ⽤紙や⾃分の⼿に聞くべきポイントをメモ書きするのは不正⾏為とみなされる。・診察器具が設置されている場合は、そのすべてを使⽤するとは限らない。『開始してください』などの合図 実技開始 ・実技時間:医療面接10分、その他5分 (試験室内に時計等は配備している)・医療⾯接では、模擬患者は試験室内か外の待合室を模した場所に待機している。緊急処置・対応が不要であることを前提として⾯接を⾏う。医療⾯接以外では、模擬患者は試験室内の模擬患者⽤の椅⼦かベッドに待機している。・課題シートに“所⾒を述べよ”と指⽰がある場合は、評価者に向けて所⾒を述べる。指⽰があるにもかかわらず述べずにいると、評価者から質問される場合がある。課題シートに指⽰がない場合は、述べても減点にはならないが、時間不⾜に注意する。・特別な指⽰がない限り、標準予防策は完了しているものとして実技を開始する。・実技時間の配分を考え、患者さんへの⼿技の説明は簡潔に⾏う。・医療⾯接以外の試験室でも、挨拶や声かけなど、患者さんや介助者に配慮したコミュニケーションを⼼掛ける。この点も評価の対象となる。・課題の設定に応じて、評価者から状況を説明されたり、⼿技時間を短縮して先に進むように指⽰されたりすることがある。・受験⽣が左利きの場合は、「学修・評価項⽬」あるいは課題シートに特に指⽰がなければ、左右を逆にした⼿技でも、右利きと同じ⼿技でも、どちらを⾏ってもよい。『終了してください』などの合図 実技終了 ・時間内に実技を終了できなかった場合も、患者さんへの挨拶を⾏う。『移動してください』などの合図 試験室(ブース)を退出 ・速やかに試験室(ブース)を退出し、次の試験室(ブース)前の待機場所に移動する。464646

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