共用試験ガイドブック第18版
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教員・学生配布資料公益社団法人 医療系大学間共用試験実施評価機構7)社会における医療の実践医療人として求められる社会的役割を担い、地域・国際社会に貢献する。□かかりつけ医等の役割や地域医療の基盤となるプライマリ・ケアの必要性を理解し、実践に必要な能力を獲得する。□地域医療に積極的に参加・貢献する。□患者の文化的背景を尊重し、英語をはじめとした異なる言語に対応することができる。□地域医療の中での国際化を把握し、価値観の多様性を尊重した医療の実践に配慮することができる。8)科学的探究医学・医療の発展のための医学研究の必要性を十分に理解し、批判的思考も身に付けながら、学術・研究活動に関与する。□生命科学の講義・実習で得た知識を基に、診療で経験した病態の解析ができる。□患者やその疾患の分析を基に、教科書・論文等から最新の情報を検索・整理統合し、疾患の理解・診断・治療の深化につなげることができる。□抽出した医学・医療情報から新たな仮説を設定し、解決に向けて科学的研究(臨床研究、疫学研究、生命科学研究等)に参加することができる。9)生涯にわたって共に学ぶ姿勢医療の質の向上のために絶えず省察し、他の医師・医療者と共に研鑽しながら、生涯にわたって自律的に学び続ける。□生涯にわたる継続的学習に必要な情報を収集できる。□キャリア開発能力を獲得する。□キャリアステージにより求められる能力に異なるニーズがあることを理解する。□臨床実習で経験したことを省察し、自己の課題を明確にする。(2)診療参加型臨床実習で学生が行う行為公益社団法人医療系大学間共用試験実施評価機構で「初期臨床研修初日にできなければならないことは何か」について検討し、医学教育モデル・コア・カリキュラム(平成28年度改訂版)から改変した。□適切な医療面接を行う。(学生が行う行為1)□適切な身体診察を行う。(学生が行う行為2)➢包括的身体診察を行う。➢診断仮説に基づいた集約的身体診察を行う。□得られた所見から適切な臨床推論を行う。(学生が行う行為3)□適切な症例プレゼンテーションを行う。(学生が行う行為4)□問題点に則した適切な検査計画を立てる。(学生が行う行為5)□得られた情報を統合し、診断・治療計画を立てる。(学生が行う行為6)□臨床上の問題に対してエビデンスを収集する。(学生が行う行為7)□正しい診療記録(カルテ)を記載する。(学生が行う行為8)□患者の申し送りを行う。(学生が行う行為9)□医療安全上の問題を報告・連絡・相談する。(学生が行う行為10)□多職種のチームで協働する。(学生が行う行為11)□インフォームド・コンセントを得る。(学生が行う行為12)□基本的臨床手技を実施する。(学生が行う行為13)□緊急性を評価し、適切な初期対応を行う。(学生が行う行為14)(注)「Appendix.医師として求められる基本的な資質・能力と学生が行う行為」   に、各行為とそれらを達成するために必要な基本的な資質・能力の関係を   示した。なお、本表では医学教育モデル・コア・カリキュラム(平成28年度   改訂版)「A.医師として求められる基本的な資質・能力」に示されている知   識を含むすべての項目を対象とした。9/8462626262

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