共用試験ガイドブック第18版
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67教員・学生配布資料公益社団法人 医療系大学間共用試験実施評価機構(5)その他の医療関連感染(院内感染を含む)対策1)感染症(麻疹、インフルエンザ等)に罹患またはそれが疑われる場合の対応□ 指導医に連絡し、その指示に従う。2)診察、手技の内容に応じた服装の対応□ 必要に応じてユニフォーム(白衣)の袖をまくり、腕時計や装飾品などを外  す。□ 装飾品や腕時計を外す。(Ⅹ.基本的臨床手技【外科手技】)□ 袖が邪魔にならないように配慮する。(Ⅹ.基本的臨床手技【外科手技】)3)激しく咳をしている患者さんを診察する場合の対応□ 互いにマスクを着用し感染防御に注意する。(Ⅵ.胸部)4)患者さんに直接触れる非滅菌器具の取扱い□ 体温計の使用前または使用後にアルコール綿で清潔にし、体温測定時、体温  計が体液等により汚染されていないように留意する。(Ⅳ.全身状態とバイ  タルサイン)□ 聴診器など患者さんに直接触れる非滅菌の診察器具はアルコール綿などで診  察前に消毒する。5)滅菌済み器具の取扱い□ 滅菌済みの器具は、適切に取り扱う。(Ⅹ.基本的臨床手技【一般手技】)6)医療廃棄物の適切な処理□ 耳鏡のスペキュラ、鼻鏡、舌圧子など患者さんに使用した器具は適切に処理  をする。(Ⅴ.頭頸部)□ 縫合針はシャープス・コンテナに廃棄する。(Ⅹ.基本的臨床手技【一般手  技】)□ 使用した消毒綿球や手袋などを感染性廃棄物として処理する。(Ⅹ.基本的  臨床手技【一般手技】*持続的導尿)□ 縫合針はシャープス・コンテナへ、感染性廃棄物は専用のゴミ箱へ、分別し  て廃棄する。(Ⅹ.基本的臨床手技【外科手技】)(6)マナー、身だしなみ (実習施設、診療科の決まりに従う。)1)マナー礼儀正しく振舞い、親切に人に接する。□ 適切な呼びいれをする。失礼でない声かけを行い、明確に発音する。「次の  方どうぞ」などではなく名前で呼び入れる。(Ⅲ.医療面接)□ 患者さんが入室し易いように配慮する。例えば、ドアをあける、導く、荷物  置場を示すなどがある。(Ⅲ.医療面接)□ 患者さんに椅子をすすめる。必要があれば介助する。(Ⅲ.医療面接)□ 同じ目の高さで患者さんに対して挨拶をする。(Ⅲ.医療面接)□ 患者さんに対して自己紹介をする。姓名ないしは姓のみを名乗る。明確に発  音する。難しい漢字の場合は名札を示す。(Ⅲ.医療面接)□ 患者さんにわかり易い言葉で会話する。(Ⅲ.医療面接)□ 患者さんに対して適切な姿勢・態度で接する。(Ⅲ.医療面接)□ 話を聴いている時に、患者さんにとって気になる動作をしない。例えば、時  計を見る、ペンを回す、頬杖をつくなどの動作に注意する。(Ⅲ.医療面接)□ 診察や手技の都合で患者さんの私物に触れるときには必ず許可を得る。□ グループ行動や廊下の歩行およびエレベータの中で、患者さんやご家族に不  快感を与えない。2)身だしなみ患者さんやご家族、実習施設の職員に不快感を与えず、清潔な印象を与える身だしなみを心がける。□ 髪型、毛髪の色が不快感を与えず、清潔な印象である。□ 髭、爪の手入れがしてあり、不快感を与えず、清潔な印象である。□ アクセサリ、化粧は不快感を与えず、清潔な印象である。□ 口臭、体臭に留意し、不快感を与えず、清潔な印象である。3)ユニフォーム(白衣)□ ボタンをきちんと留め、名札をつける。□ 胸元、袖口、裾から、あるいは生地を通して見える衣服の色、模様などに注  意する。14/84676767

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