共用試験ガイドブック第18版
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73教員・学生配布資料公益社団法人 医療系大学間共用試験実施評価機構(7)締めくくり部分:診察への移行/クロージング□患者さんの言葉を使って要約し、間違いがないか確認する。□聞き漏らしや質問がないか尋ねる。例えば、「他につけ足すことや、ご質問はありますか?」など。□面接終了後、患者さんが次にどうしたら良いかを適切に伝える。➢(身体診察へ移行する場合)身体診察を始めることを伝える。➢(クロージングする場合)患者さんが退室する際に配慮する。必要があれば介助する。挨拶をする。例えば、「おだいじに」「お気をつけて」など。*何かあればいつでも連絡できることを患者さんに伝える。(8)全体をとおして□順序立った面接:主訴の聞き取り、現病歴、その他の医学的情報、心理・社会的情報の聴取などを系統的に、あまり前後せずに順序立てて進める。□流れに沿った円滑な面接:患者さんの話の流れに沿って面接を進め、話題を変えるときには(特に家族歴・既往歴・心理社会的情報などの聴取に移るとき)、唐突でなく適切な言葉がけをする。例えば「症状と関連することもあるので、ご家族のことについて伺わせてください」など。学生が臨床実習中に学修し卒業時には身につけておくべきだが、臨床実習開始前には備わっていなくてもよいと判断した項目には*を付記した。ただし卒業時に身につけておくべき技能と態度のすべてを網羅しているわけではない。20/84737373

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